上海中医薬博物館は、医学史博物館、漢方標本館、大学歴史展示館の3つで構成されており、医学史博物館においては、1938年に創建された中国初の医学史専門博物館-中華医学会医史博物館-を前身としています。
博物館が所蔵する5千年来の中医薬に関する文物は14,000点以上。
鍼灸・推拿に関するものは、新石器時代の医療用具「砭石」をはじめ、様々な医療器具、古代医学書など鍼灸・推拿の発展の過程と業績が展示されています。
その他、歴代の名医が残した処方箋や1,379点の希少な漢方薬に関する標本なども見ることができます。
中医薬学の形成から繁栄、継承から革新までの軌跡、中医薬学と中医薬文化の縮図ともいえる博物館です。